日常と非日常

先月、恋楓が生まれてから約1ヶ月。
我が家で一緒に生活していた弟ファミリーが、お宮参りを終えた昨日で自分たちのマンションに帰っていきました。
この1ヶ月、単純に家族が多かったことや、なにより“我が家の王様”響くんがいたおかげでとってもにぎやかだった家の中も、一気に静かになりとても淋しい気がします。
これが本来の形だし、どちらかと言えばこの1ヶ月間が『非日常』的な状態だったはずなんだけど、1ヶ月という時間は『非日常』を『日常』に変えるには十分な時間。
すっかりにぎやかな生活が日常化していたから、その落差が大きすぎて淋しさに拍車をかけている。
結局、日常と非日常を分けているのは、その間に流れた時間の長さだけなんだよなぁ。
海外で生活していたときにも同じようなことを感じた。
こちらに戻ってから、よく知り合いに「いいねぇ、海外でずっと生活できて楽しかったでしょ?」って聞かれた。
そんな時はいつも決まって「最初の1ヶ月ぐらいはすごく楽しかったけど、そこから先は日本にいても海外にいても同じ日常だよ。」って答えてた。
ほんと、最初のうちは1週間経っても2週間経っても日本に帰らなくてもいい、長ぁ~い海外旅行の感覚で、楽しくて仕方なかった。
でもそれが1ヶ月、2ヶ月経つとそこでの生活がそのまんま自分の日常生活になるから、旅行感覚は薄れてきて日々の仕事と生活に追われる毎日が続くだけ…。
結局、人間ってほんと感覚の生き物だなぁって思う。
この淋しい感覚も、しばらくすると元通りの日常生活の時間に埋もれてしまい、感じなくなっていくのだろう。
まぁ、車で15分ほどの距離だから、会いに行こうと思えばいつでも行けるのでまだいいんだけどね。
でもやっぱり淋しいなぁ……。

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