ケース会議に参加して…

本日、Selfishの生徒のケース会議に参加してきました。

ケース会議とは、その子に関わるいろんな立場の人たちが集まって、その子の今後の課題や目標についてしっかり意見交換をし、共通認識や共通課題を明確にして、そこからの取り組みに生かしていくためのもの。本日の会議では、保護者の方、学校の担任の先生と生徒指導の先生(以前の担任)、相談支援事業所の相談支援員さん、療育機関の支援員さん、そして、学習支援の立場からSelfishの担当者として私が参加させていただきました。

これまでいろんな子どもたちのケース会議に何度も参加させていただいていますが、こういった場に参加させていただいて思うことであり、今日のケース会議に参加させていただいて感じた2つのこと。

まず一つは、一人の生徒のためにこれだけの人が集まり、真剣に話をしてもらえるこの生徒はとても幸せな子だなってこと。この会議が成立するために、保護者の方からの要望があり、その場の設定のために相談支援員さんが各方面に連絡をして調整をしてくださり、みんなが真剣に話をしてくれる。

この幸せ、すなわち、それがどれだけありがたいかということは本人はまだまだわかっていない。もちろん、今の段階でそれをわかるまで成長して欲しいと願うのは酷な話なのでそこまでは求めませんが、いつか本人が成長した時、その意味がわかってくれたらうれしいなって思っています。

だって、ケース会議なんて小難しい言い方をして、さも堅苦しい会議をしてきたように書いていますが(もちろん、そういった場合もあるでしょうが…)、いろんな場面でみんなが笑いながら、和気あいあいとした雰囲気の中で話が進む。それって、そこに集まったみなさんが、その子のことを大切に思っているからこその雰囲気だと感じられるから。

そしてもう一つは、こういった時間がどの子のためにもしっかり設けられるようになったら、もっともっとサポートが充実し、子どもたちにとっていい環境ができるはずなのに…って。

もちろん、どの関係者の方も関わっている子たちの数は数人程度なんてことはなく、一人の人で数十人から100人を超える担当を抱えている場合がほとんどなので、通常の支援や業務をしながらすべての子のケース会議に参加となると、現実的な話ではないですが、それでも、やっぱり可能な限り、こういった時間を作り、その子の未来のために生かしていきたいなって思います。

子どもたちのための時間。

どんどん作って、関わる人たちみんなで、未来を創るお手伝いをしていきたいですね☆

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