ネットに出ていた東北地方の新聞のニュース。
素直に「すっげぇーーー!!」と思い、教育に携わる人間としては、本当に「素晴らしい☆」と感じた。
記事によると、八戸市の小学4年生の男の子が特許庁に実用新案登録をされた画期的なコンパス『ラクラクコンパス』を考案したという。このコンパスは全日本学生児童発明くふう展でも入選した素晴らしい物。
算数の授業でコンパスの使い方を学び、その時に自分がうまく扱えなかったことから、どうにかしてうまく使えるようにしたいといろいろ考え、自分の苦手さを道具の便利さによって克服したという優れ物。具体的には、コンパスの上部に可動式の円形の持ち手を付けて固定の安定感を出し、その上に鉛筆削りのようなハンドルを付けて回しやすくしている。これなら手先が少々不器用で、コンパスをうまく回して、きれいな円が書けない子でもきれいな円が書けるはず。
ほんと、発想が素晴らしい!!
それ以上に…。
できなかったり、うまくいかなかったりしたとき、すぐに諦めてしまう子が非常に多い中で、「なんとかしてできるようになりたい!!」という気持ちを持ち、諦めずにチャレンジしたその気持ちが素晴らしい。
このような何かの発見だったり、何かの結果だったり、一つのゴールに辿り着くためには2つの要素が必ず必要です。
一つは、前に進もうとスタートを切ること。
もう一つは、諦めずに前に進み続けること。
できないことを嘆いて終わるのではなく、できるためにはどうすればいいかを考える。できるようになること以上に、子どもたちに身に付けて欲しいと願う大切な力です☆