医療との連携の現状。〜倉敷発達障がい研究会での学びより〜

Selfishの活動的にも、個人的にも非常に興味深く、是非いろんな現場での現状や取り組みを学びたいと思い、参加してきました。

発達障がいを抱えている子どもたちや保護者の方々にとって、学校での活動や日々の生活において、関わっている先や関わっている人たちとの関係性は構築していくことは非常に大変であり、場合によってはいろんな面で困難を生じることも少なくないです。

そして、その対応先は普通に考えて複数あり、それぞれでまた同じことを説明する大変さがあったり、うまく説明できない大変さもあったりすると思います。

また、それがそれぞれの専門機関であっても、他の専門機関が持っている情報等を有効活用できることで、より効果的かつ効率のいい支援やアドバイスができることにもつながります。そういった意味で、連携できることの大切さや、子どもたちの成長のためには非常に重要なファクターであることは、これまでもお話させていただいたり、本ブログでも触れたりしてきました。

ただ、それがどんな感じで進んでいたり、どういったことができるのかというのは、なかなか知る機会が少ないため、今日のような学びの場は非常に貴重です。

進んでいること…

医療の分野では、小児科医と学校の連携プロジェクトが進められており、小児科の先生が学校現場を訪問し、学校現場の様子を体感することで小児科医療の質的向上を目指しているそうでう。その関係性の中で、医療の現場と学校現場の相互理解が深まり、小児科の先生から専門的な知識を教えていただいたり、ケースに応じたアドバイスをいただけたりすることで、学校現場での対応に大きな力となると思います。

また、地域での取り組みとして備前保健所の東備支所管内で行なわれている子どもの発達支援相談の立ち上げから現場までの様子などのお話を聞けました。地域の医師、心理士、保育士、作業療法士、言語聴覚士、保健師など、それぞれの専門家の方々が連携して地域の支援力を上げる取り組みをされているそうでう。いろんな分野の方々が、子どもの可能性を引き出すためにそれぞれの分野の専門的視点で観察し、ポイントや支援のアプロート方法などを見つけ、それを集約することでより理想的な支援を生み出す。

連携が進むことで生み出される大きな力が子どもたちの未来を拓いてくれる。

こういった連携が今後もどんどん進み、さらに広がっていくといいですね。今日は素晴らしい情報が聞け、とてもいい勉強になりました。

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