「1時間さぼるために2時間考えろ」という先生の教え

「1時間さぼるために2時間考えろ」

言葉だけを見ると、ものすごく矛盾した内容であり、まるで禅問答のような感じ。でも、そのことの意味がしっかり理解できて実践できた時、受験に向けての大きな力になることは間違いない教え。

有名な中高一貫の進学校の数学の先生が生徒に言った教えだそうです。

この教えの意味がわかりますか?

ヒントは“数学”の先生

個人的な話になりますが、私自身、教科的な専門は『保健体育』です。「体を動かす」や「運動をする」という基本的な特性としての体育という教科が好きだし、体育という教科を通しての人との関わりが大好きです。だから、教育学部での進路選択の際に、教科としては迷わず『保健体育』の道に進みました。

もし、それ以外を選択しなければいけなかったら…。

間違いなく、『数学』を選択していました。

理由は、教科学習の中では一番好きで得意としていたから。そして、一番さぼれる教科だから。笑

こんなこと言ってたら、現場の数学の先生に「勉強をさぼれるわけないでしょ!!」と怒られそうですが、その真意の部分が、先の数学の先生の言わんとしているところと同じであると考えます。

目的に向かったがんばった結果、その後の過程にいろんな意味で余裕を生み出しやすく、応用度が非常に高い。簡単に言えば、解き方のバリエーションをしっかり学び、使えるようにしておくことで、以後の問題を解く過程での時間的余裕が生み出しやすいし、ある程度マスターできていれば、試験前に改めて対策の時間を割く必要もない。

そういった意味で、さぼりたい、横着をしたいという人間にはうってつけの教科だと思っています。笑

それが、先の先生の言葉である「1時間さぼるために2時間考えろ」に通ずる考え方になると思います。

そう考えると、勉強そのものもそうですが、勉強の過程ってとても大事だし、考え方次第でいろんな多様性があっておもしろいですね☆

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