授業の値段

連日の教育関連のネタ。
まぁ、教育関係の仕事をしている人間のブログなので別におかしい話じゃないんですが…。(苦笑)
ここのところ、よく耳にする話題の「学習塾が大幅値下げ」
先日はテレビで取り上げられており、今日はニュースで取り上げられていました。
ニュースの中身は…。
『不況の影響で、学習塾の料金値下げが広がり、地方でとりわけ目立っている。「家庭の負担を減らすため」として、中には半値にまでするところも現れた。「高校全入」によって起きている「塾離れ」をなんとかしのごうという狙いもあるらしい。
  (中略)
このように、塾業界が料金の値下げに向かっているのはなぜか。
全国私塾情報センターの中田未知之さんは、「これは、とくに地方で見られる傾向です」として、その理由を次のように話す。
「一つには、地方の消費冷え込みに対応するためです。もう一つには、ここ数年、学力『中間層』の塾離れが顕著だからです。
事実上高校全入時代となった今、学校を選ばなければどこでも入れるようになってしまった。
ただ、この層が塾にとってはボリュームゾーンなので、各社とも彼らを呼びこもうと、値下げで対応したり、あるいは差別化をはかったりしているわけです。」
実際、ある地方の塾関係者は「近年、入塾のタイミングが後ろ倒しになっている」と明かす。首都圏では相変わらず中学受験が盛んだが、一方、地方では高校受験が活発だ。高校受験をターゲットにしている生徒は小学校4、5年時に入塾していたのが、今では小学校6年生かその後になっているという。料金値下げをすることで、彼らを早くに入塾させ、囲い込みたいという狙いがあるようだ。』

ってな感じ。
中には今までの授業料を半額にしている塾もあるらしい。
半額に値下げしてもやっていけるということは、ぶっちゃけ「今までどんだけボッたくってたの?」って思っちゃう。
うちなんかギリギリの料金設定にしているから、値下げしたらやっていけなくなっちゃいますよ。(笑)
他塾との差別化を図るためにいろんな工夫をするのは大切なことだし、とてもいいことだと思うが、単に値下げだけで生徒を集めようという考えはどうなの?
値段があってないようなもののこの業界。
授業内容やシステムによって値段が違うのも当たり前。
それでもやっぱり適正価格ってあると思うんだけど…。
安売りする気もないけれど、もちろんボッたくる気はさらさらない。
まずは、子どもたちのことを一番に考えましょうよ。

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