「黙っていた方が伝わることもあります」
黙っていても伝わることがあります。
黙らなければ伝わらないこともあります。
多くの言葉で語っても伝わらないことを、円を持って表現した「一円相」。そして、さらに進んで、今度は「沈黙」をもって真実を表現します。
ただし、沈黙することは、語らないことではありません。「黙」に対して「語る」という二元的な考え方ではないのです。「黙、雷のごとし」というくらい、「黙」の中に「声なき声」を聞くのです。
あなたは何かを伝えたい時、それが本当に大切なことの時、「黙」して伝えたことがありますか?そして、「黙」した人の声を聞いていますか?
暮らしの中に溶け込んだら、さしずめ「目は口ほどにものをいい」。
「ふぅ~~~っ」
ちょっと気を抜くと大きなため息が漏れてきそう…。苦笑
相手に対して伝えたい想いをうまく伝えられないジレンマ。ついつい語り過ぎたり、熱くなったり…。どちらかというと、伝えたい想いを伝えるために言葉を重ねすぎて、結果的にうまく伝えられてない気がする。
『「黙」に対して「語る」という二元的な考え方ではない。』という言葉がすごく響く。単純な人間だけに、その二元的な考え方しか知らないし、できていない。
だから、まずは「語る」。
語りたくなければ「黙る」。
これでは、本当に伝えたいことを相手にちゃんと届けられていないんだろうなぁ…。
語り過ぎず、黙り過ぎず。
「黙」の本当の意味をちゃんと知り、想いをきちんと相手に届けられるようになりたいものだ。