“サブリミナル効果”という言葉を聞いたことがありますか?
今日のニュースの中にNHKの大河ドラマ『天地人』の中で、この手法に似た演出が使われていたという記事が出ていました。詳しくはこちら。
以前からこの効果については知っていたのですが、たしか映画やテレビの世界では禁止(自主規制)になっていたはず…と思いながら、興味を持ってこの記事を読みました。
この効果の内容について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
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“サブリミナル効果”(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
もちろん、この効果を悪用すること自体は問題外ですが、有効に活用することができれば子供たちの学習に役立てることができるのではないかと思って前々から非常に興味のある分野です。
障害もなく普通に学習することが可能な子供たちには特に必要ないというか、こういった手法に頼らず、自分でしっかりがんばって学習して欲しいと思いますが、LD(学習障害)などで認知記憶に何らかの問題があり、反復学習を行なってもなかなか漢字や単語を覚えることができない子供たちへの学習にこの手法を用いることで学習の負担を軽減し、学習効果を上げることができないかと考えています。
実際、大学での研究の中で、LDで漢字の正しい習得に支障がある児童に対し、この手法を用いた学習方法の可否を教授に尋ねたところ、有効性も含めて検討してみてもいいのではないかというお返事をいただきました。
最終的には、自分の論文が算数の計算技能のエラーを中心にしたものになったことや、研究時間があまりに短すぎたこと、専門の知識や技能を要することなどから効果の検証の実施までには至らなかったのですが、いつかそのチャンスがあればチャレンジしてみたいと思っています。
この“サブリミナル効果”に限らず、ジャンルによっては問題がある場合でも、他の分野できちんとした形で用いれば有効に活用できるものもたくさんあると思います。
子供たちの学習に生かすことができ、成果を上げられるようなものがあれば積極的にどんどん取り入れて、子供たちに「分かる喜び」や「できる喜び」を感じて欲しいと思っています。
サブリミナル効果