背くらべ

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昔、いっぱい歌った覚えのある懐かしい曲だし、みなさんも歌ったことのある、よく知っている曲だと思います。小さい頃過ごした自宅には毎年刻んだ自分と弟の背の丈を示す傷のある柱がありました☆

子どもの日の今日、偶然見ていたテレビでこの歌の歌詞を取り上げて、一つの常識クイズをしていました。

『なぜ、柱の傷はおととしのもので、去年のものではないのでしょうか?』

たしかに、敢えて言われてみるとそうですよね?昔から何も気にせず歌っていましたが、言われてみればちょっと不自然な歌詞。なんで去年じゃなくておととしだったのだろう???

その答えはこんなものでした。

そもそもこの歌は、作詞者の海野厚(うんの あつし/1896-1925)さんの歳の離れた弟の視点で書かれた詩で、実家を離れて遠くで暮らしていて毎年この時期に帰郷していた海野さん。そもそも病弱だったこともあり、この詩の内容の年の前年は病気をしていて帰郷することができず、弟の背を測ってあげることができなかったことにより、おととしの傷が歌詞になっているのだそうです。

人々の心に残ったり、語り継がれ、歌い継がれたりしているものには、それに込められた作者や筆者の深い想いがあり、その深い想いがあるからこそ人々に伝わるってことなんでしょうね。

物事をそのもうちょっと先まで深めて知るってことは、そのものをより楽しんだり、より好きになるための大きなきっかけ。そう思うと、こんなちょっとしたうんちくって新しい世界へ飛び込む扉を開く“鍵”の一つなのかも!?!?

子どもの日の今日、ちょっとしたプレゼントもらった気分です♪♪

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