サッカーの試合であった一人の選手の行動がニュースや動画ですごく話題になっている。
その選手の名はイブラヒモビッチ。パリ・サンジェルマンの選手で現役のスウェーデン代表の主将。彼が先日行われた試合でゴールを決めた後、ユニフォームを脱いでタトゥーだらけの体を見せた。
その体にあったたくさんのタトゥーは、国連WFPの行なう食糧難に苦しむ子どもたちの支援活動を応援するためのもので、実際に食糧難に苦しんでいる50人の子どもたちの名前をデザインしたものなのだそうです。
国連WFPでは、毎年世界75ヵ国8000万人に対して食糧支援をしているが、世界には食糧難の人たちが8億500万人もいて支援が行き届いているのは10分の1程度であるということ。そして、その大多数が子どもであるというのだ。
サッカーというスポーツにおいて、イブラヒモビッチのとった行動は決して正しいものとは言えない。実際、彼は警告覚悟でこの行為を行ない、イエローカードをもらっている。チームの監督は気が気じゃなかったようだ。(苦笑)
でも、世界のトッププレイヤーが、そのプレーでファンを魅了するのと同様に、ゴールを決めてみんなが自分一人に注目してくれるその瞬間に、世界中の人々に向けてのメッセージを発することは、ただ単にかっこいいというだけではなく、もっと大きな意味のある行動であるということ。
イブラヒモビッチのこの行動に拍手を送りたい。