岡山県教育委員会が検討中

いろんな形で話題になりつつ、なかなか具体的な施策が見つからない子どもたちのスマホ利用に対する対応。ここ岡山県でもとうとう県教育委員会が制限に関するルールを盛り込んだガイドラインの作成について協議しているということが発表された。

今回のガイドラインの対象は県内の小中学生の児童・生徒で、利用時間を午後9時までに制限することを軸にその指導を学校が行なうというのだ。

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このガイドラインの作成の背景については学力低下への懸念があり、記事ではこう記載されている。

2014年度全国学力・学習状況調査を県教委が分析したところ、スマホ等の所持率は小中学校ともに全国と比べてやや低いが、スマホを1日2時間以上使うと回答した中3生徒の割合は38.9%で、全国平均の35.4%よりも高かった。一方、家で学校の授業を復習しているとする生徒は39.8%で全国平均の50.4%よりも低く、家庭での学習時間に影響していると考えられるという。

県の担当者は「スマホ利用のルールをつくることは、親だけでなく、子供にとってもメリットになる」と話しているという。

ほんとかなぁ???

ルールを作ることで子どもも大人もメリットだと感じて規制がうまくいくようなら、現時点ですでに問題視されるような状態になってないような気がするんですけど…。^^;

子どもの声、親の声を身近で聞く立場の人間としては、下手なルールは家庭内の軋轢をさらに大きくし、親子関係の悪化にも繋がりかねないということを危惧せずにはいられません。加えて、同じ学校内でも家庭ごとに対応の格差が起こることも、更なるトラブルの原因にもなりかねないということも忘れてはならない。

ガイドラインもしくはルールを作るなら作るで、そのあたりもしっかり考量して本末転倒にならないようにしてもらいたいものだ。

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