正しい敬語(1)

簡単なようで意外と難しい敬語。
自分では正しいつもりで結構間違えて使っている敬語。
それ相応の場面ではきちんと使えないと恥ずかしい敬語。
日本人なら、正しい敬語を使いこなしたいものですよね。
ということで、今回は『敬語』のお勉強です。
正しい敬語をマスターしましょう!!
【基本編】
×「おっしゃられました」
「おっしゃられました」は、典型的な過剰敬語
「おっしゃられる」は「おっしゃる」に尊敬の助動詞「れる」がついているが、そもそも「おっしゃる」が「言う」の尊敬語。
そこに「れる」を付け加えるのは不適切。「おっしゃいました」で十分。
○「おっしゃいました」
×「伝えておきます」
伝言を頼まれたとき、単に「伝えておきます」と答えてはダメ。
相手に対する敬語がまったく含まれていない。
ここは「伝える」の謙譲語「申し伝えます」を使うところ。あるいは、「伝言いたします」でもいい。
○「申し伝えます」
×「思わなかったです」
この「思わなかったです」をはじめ、「知らなかったです」「来なかったです」などと、動詞に「です」を付ける表現は、幼稚に聞こえる日本語の代表例
「思いませんでした」「知りませんでした」というのが、こなれた日本語。
○「思いませんでした」
×「ご持参ください」
「ご持参ください」は失礼。
「持参」は自分の行為に使う言葉で、相手の行為に使う言葉ではない。
筆記用具を持ってきて欲しいのなら、「筆記用具をお持ちください」とする。
○「お持ちください」
×「とんでもありません」
「とんでもありません」は、よく使われているが誤用表現。
「とんでもない」で一つの形容詞なので、一部を「ありません」「ございません」に置き換えることはできない。正しくは「とんでもないことです」か「とんでもないことでございます」。
○「とんでもないことです」

-代表者ブログ, 国語力

© 2024 NPO Selfish(セルフィッシュ)