他愛のない日常の風景

学校の給食時間。

美味しそうに食べる子どもたちの笑顔と笑い声。

でも、明後日に卒業式を控えた3年生の子どもたちと一緒に給食を食べるのは、自分にとっては今日が最後。

いつもの見慣れた光景であり、他愛のない日常の風景。

いつもあたり前のようにそこにあった時間は、これから先の時間の中でどれだけ望み、どれだけ願おうとも決して二度と訪れることはない。

特別な時間ではない、そんな時間が、そんな風景こそが本当に幸せな時間だったのだと改めて強く感じた最後の時間…。

明後日、彼らは新しい未来に向けて巣立っていく。

暖かい春の訪れとともに…。

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