本日配信の毎日新聞の記事。
こういった内容が出る度にいつも思うのが、どうしてお偉い人たちが決めていることの見通しってあんなに甘いんだろうってこと。
そして、そこに至るまでにそのルールによって犠牲になった子どもたちがいることをどう考えているんだろうかってこと。
そうなるとわかっていることを平気でするなんて、お偉い人たちって、ほんとはあまり頭良くないんじゃないのって思ってしまう…。
今回のニュースはこんな内容。
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全国66都道府県・政令市で公立高の「学力検査(試験)を伴わない入試」を実施したことがある60自治体のうち、3分の1にあたる20自治体が既に廃止か
今後廃止・縮小の方針であることが毎日新聞の調査で分かった。
学力試験を経ずに入学した生徒が勉強についていけない実態や保護者の要望が背景にあるとみら
れる。
内申書や面接で選ぶ知識偏重でない多様な入試は1980年代から広まってきたが、脱「ゆとり教育」を標ぼうする新学習指導要領の導入が進む中、学力
試験を再評価する高校入試の実態が浮き彫りになった。
調査は昨年11月~今年2月、47都道府県と19政令市の計66自治体の教育委員会にメールなどで実施。
全自治体から回答があった。
「学力試験なし」を全廃すると答えたのは宮城県や茨城県、神奈川県など7自治体。
縮小は山形県や宮崎県など6自治体で、青森県や高知県など7自治体はすでに廃止していた。
「学力試験なし」について募集人数で見ると、今春の12年度入試(12年春入学)は15万3912人で、前年度(15万6406人)の98%。
今春の実施学校数も2377校で、前年度より33校減っている。
「全廃」「縮小」と回答した自治体からは、学力試験を再評価する意見が目立った。
13年度入試から全廃する神奈川県は「共通の(学力)検査をすべての受験生に課すことが望ましい」。全国学力テストで毎年上位を占める秋田県も全廃方針で「基礎的・基本的な事項を活用して課題を解決する力を見る問題を充実さ
せる方向性にある」とした。
受験生全員に学力試験を課している自治体からは「生徒、保護者のニーズは進学にあり、学力を重視している」(さいたま市)▽「学力試験なしで入学してくる生徒に、中学までの学習内容が定着していない者が多くなった」(高知県)など問題意識が見られた。
また、山形県、千葉県、横浜市などは学力重視の傾向について「今後も強まる」「続く」とした。
(毎日新聞配信分を転載)
今回の記事には、実際に各自治体がどの回答をしているのかまでは掲載されていないので詳細は判りかねるが、ここ岡山県はたいてい前向きな回答のグループに含まれていないのがちょっと残念なところ。
もう少し本気で子どもたちの成長や将来を考えた施策を講じて欲しい。
いろんなことが後手後手に回りすぎて、正直「遅い!!」って思っちゃう。
こんなことばっかりやってるから日本の将来が明るくならないんだよねぇ…。