メンバーのカンボジアの旅を通して垣間見る、カンボジアの真実。
歴史的背景の中で、知っているつもりになっているけど、実際にその真実の部分はちゃんと知らないことだらけなんだということを改めて感じる。
ポル・ポト政権下でのカンボジアでの大虐殺。
その史実は知っていても、そのことが与えたカンボジア国内への影響。
そして、40年近く経った今でも人々の生活に大きな影響を与え続けているという真実。
その場にいたメンバーでなくとも、耳と目を塞ぎたくなるだろう…。
人の心もまた然り。
人と人との関わりの中で、自分の本当の気持ちをすべてさらけ出し、思いのままに行動することは簡単なことではない。
というより、ほとんどできないのが普通かな?
そう思っていても、人の言動の端々には本音の部分は必ず見え隠れする。
自分のようにわかりやすい人間はなおさらだ。
それでも、そんな自分の気持ちや思いの部分をうまく隠し、他の人に不快感を与えないように行動できる人もたくさんいる。
逆に、自分の気持ちや思いの部分とは裏腹の行動をとってしまうような人も多くいるだろう。
そういった言動の内に秘められた真実の部分をほんの少しでも感じ取り、相手の思いを大切に接することができれば、人と人は心を通わすことができ、お互いに豊かな生活を送ることができるのではないだろうか…。
日本から来た旅人を受け入れ、泊めてくれたラッキーさん一家。
メンバーを温かく迎え入れ、短い間だったけど、家族のように接してくれた。
そして、そんなラッキーさん一家のためにメンバーが行なった精一杯の恩返し。
お互いに言葉の通じない異国の地で、彼らの心はちゃんと通いあっていた。
それは、あの子どもたちの笑顔とお母さんが別れ際に流した涙から伝わってきた。
見えるもの、聞こえるもの、触れるもの…。
そうした直接的に相手に伝えるものだけではなく、その内に秘められた真実の部分は、伝えようとして伝えられるのではなく、自然と伝わるものなんだね。
そんな大切なものをちゃんと感じ取れる人でありたい…。
今回の第3話。
これまでの中で一番大好きです☆