「考える力」をつける本: 本・ニュースの読み方から情報整理、発想の技術まで (単行本)
轡田 隆史/三笠書房 ¥1,155
図書室で見つけて、タイトルが気になって手にした1冊。
調べてみたら、このタイトルで数冊シリーズ化されて出版されていました。
とりあえずは、気になったこの1冊を読んでみようと思って買ってみました。
手元に届いたばかりでまだまだ読み始めたばかりですが、プロローグの中に「なるほど、おもしろいなぁ☆」と思った1節があったので、少しご紹介させていただきます。
さすが、40年近く新聞記者をされ、朝日新聞の論説委員をされている方らしい考え方というか、捉え方だなぁと感心した内容です。
『「考える」とは、結局は、人間として恥ずかしくない生き方を、どう選んだらいいのかという問題にゆきつくのであるらしい。
「思考の技術」とは、そこから出発し、やがて再びそこに戻ってゆくべきものなのだろう。
そうして、やがて発見するものは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスがいったように、「自分が知っているのは、自分は何も知らないということだけだ」という結論であるかもしれないけれど、ともかくもいま、わたしたちは、自分自身を発見する小さな旅に出かけようとしているのである。』
プロローグをこう締めくくって、この本は本編へと入っていきます。
その先は、第Ⅰ部「考える力」をつけるための第一歩、第Ⅱ部「考える力」と「表現する力」を磨く法、第Ⅲ部「発想の豊かさ」はここから生まれる!という3部構成で書かれています。
「考える力」から始まって、「表現する力」へと進み、「発想の豊かさ」へと発展させていく。
その過程を経ることは、自分自身を見つめ直すところから始まり、最後はまた自分自身へと戻っていくものだと考えれば、たしかに自分自身を発見する小さな旅のようなもの。
ほんと、うまいこと言ってるよなぁ…って感心しました。
「考える力」をつけるということは、自分自身を高め、成長させるために欠かすことのできないとても大切なもの。
そんなことをたくさん教えてくれそうな1冊。
楽しい旅になるといいな♪♪