今日の授業でのこと。
塾に着いたSくんが開口一番「先生、時間がもったいないから早く勉強しようよ!!」と言いながら教室へ入って行き、勉強の準備を始めました。
そのとき、すごくうれしそうな顔をしながら筆箱と一緒にカバンの中から1冊の本を取り出しました。
その本がコレです。
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漢字の勉強に使おうと、学校の図書室で借りてきてくれたそうです。
いつもなら勉強している中でわからない漢字があると、「わからん!!先生これは?」って聞くのに、今日はこの本を開いて自分で一生懸命調べながら問題に挑戦していました。
途中、いくつかの漢字が調べても載ってなくて(実は、この本は間違いやすい漢字を中心に掲載している本だったので、すべての漢字が載っているわけではなかったのです…)困っていたSくん。
「今度は、学校で勉強する漢字が全部出ている本を借りてこよう!!」との宣言。
「それいいね☆ でも、今日の勉強では困るよね。コレには小学校で勉強する全部の漢字が出てるけど使ってみる?」と漢字辞典を手渡すと、「うん!!」とうれしそうな顔をして辞典を引き始めました。
結局、今日の問題は辞典を引きながら全部自力で調べ、いつもはこちらが教えている書き順も自分で辞典とにらめっこしながら一画一画正確に書いてくれました。
帰りに迎えに来られたお母さんに聞いたら、自分からこの本を借りてきて、「この本は勉強の本だから、勉強のときに持って行ってもいいよね?」と聞いて、今日持ってきてくれたそうです。
最初はあんなに嫌がっていた漢字の勉強を最近は嫌がることなくがんばってくれ、さらに自分から漢字に関する本を借りてきてまで勉強してくれるようになりました。
まさにSくんの“進化”以外の何ものでもないと思いました☆
来週からまた、辞典を片手にどんどん漢字を調べながら楽しそうに勉強するSくんの様子が今から目に浮かびます♪♪