勉強することによって得られる知識は無限だ。
そこから得られる知識は大きく3つに分けられると思っている。
1.新しい知識
これが一般的に言われるところの知識になる。
自分の知らない新しいことを学ぶとすごくうれしくなるし、一番勉強した気になれる。
2.これまでの自分を肯定する知識
これまでに自分が考えてたこと、やってきたことが正しいと教えてくれる知識。
すごく自信につながり、自分の背中を押してくれ、またがんばろうと思う元気を与えてくれる。
3.これまでの自分を否定する知識
これまでに自分が考えてたこと、やってきたことが間違っていたと教えてくれる知識。
正直これはショックなことも多いが、これはこれでとても大切な勉強。
これらの知識のどれが大切だとか、どれがいらないとかってわけではない。
もちろん、すべてが大切な知識であり、自分が成長していくためには不可欠である。
そして、それ以上に大切なのは、その知識を実践して、本当の意味での自分自身の力に変えていくこと。
今読み進めている本の中に、子どもたちを『ほめる』ことの大切さが随所に書かれている。
子どもたちはしっかりほめてあげると、まるで背中に羽が生えた天使のようにフワフワと舞い上がり、成長してくれる。
ときには、こちらの想像をはるかに超えた成長を見せ、うれしい驚きを与えてくれることもある。
そんな子どもたちをたくさん見てきたから、どの子に対しても、できる限り『ほめる』ことを大切にして接するようにしている。
それを本の中でも大切なこととして書かれているのを読むと、このままがんばって続けていけばいいんだと勇気がもらえる。
そしてそれを実践する中で感じることができたら、最高の自信となって自分に返ってくる。
昨日も授業が終わった後、授業の様子について話をしているときにお母さんが、
「ここに来て勉強することは、できたことをほめてもらえるし、帰りの車の中でも私がほめてあげるからすごくうれしいみたいで、嫌いなはずの勉強なのに嫌がらないんですよね。」
と、話してくださった。
授業の後のお母さんとの話では、もちろん難しかったことや今後の課題についても話をします。
でもそれ以上にできるようになったことやがんばったことを伝えるようにしています。
もちろんそれは、授業中にしっかり本人にほめてあげたこと。
それをお母さんがちゃんと『ほめる』という形でさらに伝えてくれることで、本人はどんどん成長してくれています。
最初は苦労してなかなかできなかったことが、今ではずいぶんできるようになりました!!
お母さん自身もSelfishとの関わりの中で学んだ知識をどんどん実践して、一緒にがんばってくださっています。
それがちゃんと子どもに伝わり、成長の証を見せてもらえる。
こんなうれしいことはないし、自信になっていきます。
これからもいろんな形で知識を得て、それで満足して終わるのではなく、どんどんその知識を実践して自分自身の力をさらに高めていきたいと思っています。
知識と実践