“誰もが使いやすい”。
このキーワードが、もしいろんな場面で適用されたら、みんなにとってどれだけ素晴らしいことだろう。特に、子どもたちの学びの場面において、そんな道具がたくさん増えたら、子どもたちの学びの環境ももっともっと良い方向へと進んでいけるだろう。
そんな道具の一つとして、この度、“誰もが使いやすい”ノートが発売されるそうだ。
その“誰もが使いやすい”ノートは、発達障がいの当事者の支援に取り組む団体である「UnBalance」と大栗紙工が共同開発したもので、紙質、色、罫線などの細部までいろいろこだわって作られたものだそうです。
(※画像は、大栗紙工のHPのプレスリリースより引用させていただきました。)
このノートの開発に関しては、発達障がいの当事者約100人にヒアリングが実施され、そこで寄せられた
「罫線と罫線の間を太くして欲しい」
「薄い字でも見やすいノート」
「ペンと紙の摩擦の小さいもの」
といった意見が取り入れられ、参考にされながら開発されたノートで、当事者の人たちが感じていたストレスを感じにくく、我慢しなくてもすむと喜んでいるそうです。
この考え方は、道具だけに限らず、学びそのものの場面でも同じことが言えるし、大切にしたいと思っている考え方です。問題の解き方や考え方も、“誰もが使いやすい”とか“誰もがわかりやすい”というポイントで考え、学習を重ねるようにし、定着に向けての方法が見つけられたら、言葉の通り、誰にとっても有効な学習における習得方法となる。
それが理想であることは誰しもわかること。それが簡単に見つかればいいのだが、見つからないから、みんな苦労してるんだよねぇ〜。苦笑
でも、このノートのように、みんなで意見を出し合ってがんばっていけば、きっとそんな答えにも辿り着けるはずなので、もっともっといろんな物やいろんな形で“誰でも使いやすい”シリーズが増えていくといいですね☆