「ゲーム障害」
1月3日付の朝日新聞デジタルにて配信されていたニュース。この言葉を初めて目にしたとき、「とうとうきたかぁ…」っていう気持ちが半分、「まさか、これまで障害にするの?」って疑問が半分。
きっかけは国連の専門機関であるWHO(世界保健機関)が、国際疾病分類(ICD)に新しく「ゲーム障害」を加える方針を明らかにしたことによるもの。現在、各国で対策を検討しているとのこと。
知らない方や初めて聞いたという方のために…。
【WHO(世界保健機構)による「ゲーム障害」の定義】
ゲーム障害は、ゲーム(デジタルゲームまたはビデオゲーム)を、長時間したり、たびたびしたりする行動パターンが特徴です。
具体的には、次のようなものです。(1)ゲームの回数やかける時間などを自己管理できない
(2)ゲームをすることが、他の日常生活の活動より優先される
(3)生活などに悪い影響が出ているのにやめられず、さらに熱中したりするこうした行動パターンが、日常生活を送るうえで重大な障害(家族との関係や仕事、教育なども含む)となる状態が、12ヶ月にわたって続くとゲーム障害と診断されます。症状が深刻な場合には、期間が短縮される場合もあります。
市川衛 医療の「翻訳家」(Yahoo!ニュースより)
たしかに、子どもの学力云々といったレベルで留めることができないぐらい社会問題とも言うべき状態にあるのは間違いない。実際、子どもたちの学習時間の確保や学力維持の妨げになっていることも明らかな問題。
ただ、それだからと言って障害にカテゴライズされるのはいかがなものか?と思う気持ちと、それぐらいの危機感があれば少しは状況が改善されるのかな?という期待感。
子どもたちには、きちんと自分で抑制なり、調整できる力を養って欲しいし、大人としてはそうなれるように導いていきたいですね。