保育園での季節の伝統行事の様子をご紹介。今日はみんなで『とんど』祭りをしました!!
みんなの家から持ち寄っていただいたお飾りやみんなの書き初めなどを園庭で焼きながら、体や頭にしっかり煙をみんなで無病息災やいろいろなお願い事を行ないました。
『とんど』についてネットなどで調べると、『とんど』よりも『どんど】焼きという呼称の方がよく出てきます。「あれっ?どっちが正解なの?」と思われる方も多いと思います。今では、各ご家庭などではなかなか行なわなくなり、子どもたちも触れることの少なくなったこの行事について、ついでなのでちょっとお勉強してみたいと思います。
『とんど』の豆知識【起源と呼び名】
『とんど』の起源は諸説あるが、有力なものは“左義長”と呼ばれる平安時代の宮中行事に有力で、当時の貴族が小正月(1月15日)に宮中で“毬杖(ぎっちょう)”という正月遊びをがあり、その際に青竹を束ねて立て毬杖3本を結び、その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながらこれを焼きながらその年の吉凶などを占ったとされる。毬杖(ぎっちょう)3本を結ぶことから“三毬杖(さぎちょう)”と呼ばれ、それが後に“左義長”となったものが民間に伝わり、現在の形になったとされている。
呼び名は地方によりいろいろ。
・あわんとり(千葉県南部・茨城県南部)
・かあがり(長野県南佐久郡小海町、南佐久郡南相木村、北相木村)
・かんじょ(新潟県村上市岩船)
・さいと焼き(神奈川県横須賀市鴨居八幡)
・さぎっちょ(富山県、石川県、福井県、岐阜県、高知県、福岡県)
・しんめいさん(広島県東広島市安芸津町)
・とうどうさん(愛媛県東予地方)
・とんど(奈良県、広島県、岡山県)
・とんど焼き(近畿とその周辺、東京都)
・とんど正月(兵庫県播磨地方)
・どんどや(九州)
・どんど焼き(山梨県の一部地方、愛知県の一部地方)
・どんど焼き(群馬県、愛媛県南予地方)
・とんどさん(鳥取県)
・どんどん焼き(山梨県の一部地方)
・ほっけんぎょう(九州)
・やははいろ(東北)
(引用:Wikipedia)
行事の中では焼きみかんも。
「えぇ~、みかん焼くの?」なんて言ってた子どもたちも、実際にできた焼きみかんをもらって食べたらとっても美味しかったらしく、大好評でした☆
今日の『とんど』祭りでは、新年会の時の獅子舞のような怖いものは出てこなかったので、誰もなくことなく楽しい行事になってよかったです♪♪笑