子どもの力を伸ばすために解かせたい問題

子どもたちが自分自身で未来を切り拓けるようになるために身に付けさせたい力は?

本ブログでも何度も述べてきた内容ですが、必要と考えられる力はいくらかあります。もちろん、子ども一人ひとりによってその必要な力は異なってきますが、今回は、そんな中でもすべての力の基礎の力ちなる、これから一番必要だと考える“過程を考える力”を伸ばすために、どういった問題に取り組めばいいかを考えてみたいと思います。

徐々に変わりつつある求められる力

最近、教育指導要領も含めて必要と考えられる力が、徐々に知識詰め込み型から思考型へと切り替えられつつあるものの、まだまだ知識の詰め込みが学校教育の主流であることは否めないです。そのこと自体は決して悪いことではないですし、それはそれで必要な力でもありますが、そうなったときに中心になるのは決まった内容を覚えることであり、その思考の過程が必要とされることはまだ少ないです。

具体的に言えば、問いに対して答えが決まっているものを覚えることがほとんどであるということです。

もちろん、そうとは言っても答えへのアプローチの方法は決して一つだけではないので、いくつかのパターンを覚えて使い分けられるようになったり、それを頼りに考え方のヒントを見つける力も非常に大切な力ですが、今回考えたいのはそのもう一つ先の力を求める問題。

そのために必要なのは『答えのない問題』。すなわち、決まった答えに辿り着くことを目的とするのではなく、与えられた問題から様々な過程を考え、自分なりの答えに辿り着いたり、自問自答などを繰り返しながら、自分自身の思考そのものを複雑化させながら、その問題に対しての過程と結論をいくつも導き出すと言った感じだと思ってもらえたらいいと思います。というか、自分自身の中でのイメージがそんな感じです。

もちろん、言っている内容だけを読むとかなりハイレベルのように感じると思います。「それを子どもが自分の力でできるか?」と聞かれたら、難しい子の方が大半だと思います。

そこで…

お父さんやお母さんの出番です。

『答えのない問題』を子どもに提示して、一緒に考えながら、ヒントや例を与えながらその子なりの答えや思考過程を導き出してあげてください。

それを繰り返しているうちに、少しずつ自分で思考できるようになれば、そこからの発展は早いし、大きくなると思います。合わせて、思考の柔軟性もどんどん増してきて、本当に身に付けたい“過程を考える力”が伸びると思います。

一緒にがんばれたら、お父さんもお母さんもどんどん賢くなれますよ☆笑

今年の夏休みのがんばる目標はこれで決まりだね!!

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