お金の力

基本的に、自分には縁のないものだと思っています。
お金ってモノは…。
なかったらなかったで、それなりに楽しみながら生活していくことはできるもの。
あったらいいなぁ~とは思うけど、それほど執着もしません。
そんなことを相田みつをさんの作品とともに、以前も少し書いたことがあります(2007.3.22付ブログ)が、今回の東日本大震災からの復興に向けての動きの中で、改めてお金の持つ力について少し考えてしまいました…。
日本国内だけに止まらず、世界各地から復興支援のためにたくさんの義援金や物資支援、ボランティアなどの善意が集まっているのはみなさんもよくご存知のことですよね。
そんな中で、ユニクロの柳井社長が個人的に10億円義捐金を出されたり、ソフトバンクの孫社長は個人で100億円もの義援金を出されたというニュースを聞いてビックリ!!したのも記憶に新しいところです。
その孫社長が、今日また新たに環境エネルギーの普及を促進させるために『自然エネルギー財団』を設立し、その財団を通して世界中から約100人の科学者の協力を仰ぎながら、日本政府へ“脱・原発”に向けての提言を行なっていくというニュースが出ていました。
さらに、その財団に孫社長個人として少なくとも10億円を拠出するとのこと。
その考えも、そして何よりきちんとした形での取り組みにも「すごい!!」の一言しかありません。
今回のように、多くの方が困っているときに何をするか?何ができるのか?
いろいろ言われることもあるだろうけど、結局のところ、一番はお金ってことなんですよね。
少しイヤらしい話になるけど、自分が人のために何かをしてあげたいと思ったときに、お金があればなんだってしてあげることができるってこと。
お金にはそれだけの力があり、自分にはその力がないんですよねぇ…。
今、たくさんの人たちと一緒に活動してる地域に根ざした障害者支援の活動でもお金の力は痛いほど感じています。
みんなでたくさんのアイデアを出し合い、いろんな形で実現可能な方向性を見つけ、それを実践するための可能性を模索しています。
その中で一番の壁となるのはやっぱりお金。
「お金さえあれば…」って何度思ったことか…。
それは、一緒に取り組んでいるみんなの中にもある想いではないかと思います。
偉大であっては欲しくないけど、偉大なるお金の力。
そんな力が欲しいとは思わないけど、やっぱり欲しいと思うこの矛盾。
はぁぁ……。

-ひとり言

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