やっとまともな指針

今日も震災関連ですが…。
この緊急時及びその後の復興に向けての取り組みに対して、政府というか民主党がやっとまともな指針を打ち出した。
個人的には、民主党が政権を担って以降、まともなことをいうのは初めてのような気がするが、そんなことは置いといて…。
まず一つ目は、ガソリン不足に対して備蓄してる原油の一部を放出するというもの。
これは、日本が海外からの原油の供給が途絶えた場合に対応するために備蓄しているものを、今回の震災への対応のために放出して不足分を補うというもの。
特に被災地や首都圏では、ガソリンや灯油といった石油関係の燃料が不足している上に、移動用の燃料確保のために個人的に買い溜めする動きが出ていて、燃料不足が起こっているらしい。
たしかに移動用の燃料を確保することも必要なことかもしれないが、被災地では暖房のない中で寒さに震えている人たちがたくさんいるし、昨日あたりから雨や雪も降って急激に寒さが増して冷え込んでいることを考えると、とにかく被災者の人たちの暖房への燃料確保を行なうべきではないのか?
政府は、放出した燃料を、第一にそういう人たちのところへ届けて欲しい。
二つ目は、高速財源を高速道路の無料化を止めて、今回の被災地の道路復旧費用に使用するというもの。
これに関しては大賛成だ!!
本来は高速道路の整備等に使う財源なのかもしれないが、こういう場合なんだから高速道路も一般道路も関係なく、一日でも早く交通網が復旧できるように取り組んで欲しい。
今回のこの発表に関して、『民主党のマニフェストの柱の一つである高速道路の無料化取りやめる方針を表明したものだ』なんて文言が含まれていたが、民主党のバラまき政策のマニフェストが実現されることなんかよりも、よっぽど意味のあることだと思う。
こういうことこそ、今の日本にとって必要なことだし、これこそが本当の意味での政治が持つ力であり、国が国民のためにするべきことではないのか?
被災地復興までのこれからの長い長い道のりを、みんなで一緒に前を向いて進んで行きたい。

-ひとり言

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