初日にさっそく、福士加代子選手が女子マラソンで3位に入り、銅メダルを獲得。
日本選手にとって幸先のいいスタートですね。
今まで何度かフルマラソンを走った福士選手は見てきましたが、トラックでは強い選手だがマラソンではなかなか勝てない…というイメージがあっただけに、今回の結果は意外と言っては失礼だが、本当にうれしい誤算だ。
その福士選手のレース後のコメント。
「疲れたな。頑張ったな、私(笑)。(30キロで先頭集団から離れたが?)その時は周りを楽しもうと思っていました。そうしたら前の選手が落ちてきて、そ
れで元気になれるという話を聞いていたけど、本当に元気になりました。ただ、また抜かされると思っていたので、『もういいや』と思いました。無欲で走りま
した。
離された時は足にきていて、前の選手には対応できませんでした。その時はメダルをあきらめて『もういいや』と思った。ただ、足にもきているし、いろんなところにきていたので、楽しもうと思って走りました。楽しんだレースでした。」
「楽しもうと思って走りました。」
「楽しんだレースでした。」
この言葉がすべてを物語っている気がします。
世界の舞台で、日の丸を背負って世界を相手に戦う。
その選手のプレッシャーたるや想像もつかないレベルだと思う。
誰もが簡単に立てれるわけではない場所。
そこに立つ緊張感以上に、その場を楽しめる境地に立ててこそ、選手として100%以上の力を発揮し、結果を残せるのだろう。
今回の福士選手はまさにそれを具現化してくれたってことだと思う。
これからどんどん出場しているくる日本選手。
そしてもちろん、世界のトップアスリートも出てくる。
どんなレースが、どんなドラマが起きるのか?
一つひとつの闘いが楽しみ仕方ない。
選手はトラックやフィールドで…。
我々はテレビの前で…。
ロシアで行われているトップアスリートの闘いを楽しもうではないか☆