すごく当たり前のことだけど、問題を解くとき、まずその問題を読むことから始める。
でも、そんな当たり前のことをきちんとしようとしない子がなんと多いことか…。
国語力の低下が問題視される中で、「読んでるけど理解できない」子が多いのも事実。
問題を読んでも、その問いの中身が読み込めなくてきちんと理解できない子や着眼点がズレてて理解できていない子の場合はそれぞれに合ったポイントの指導をするが、問題を読まないということはそれ以前の問題。
問題内の情報量が増えて、それをきちんと精査しないと解けない問題や、より複雑な聞き方をしている問題が増えている中で、「わからない場合は何度も問題を読め!!」と指導するも、それがなかなか浸透しない子が多い。
「読書百ぺん意おのずから通ず」という言葉があります。
どんな難しい本でも、100回読めば意味が分かるという意味。
本を読んだときに最初は何を書かれているのか意味が分からなくても、何度も何度も読み返すうちにだんだんその意味がわかってくる。
大事なことは何度もしっかり読み返すこと。
こんな話を子どもたちにすると、必ず「問題を100回も読んでいたらテストの時間がなくなってしまう」なんて屁理屈を言う子がいます。(苦笑)
そんな子に限って、1回すらまともに読んでなかったりするもので、なおかつ自分が問題を読まずにして「わからない」を連呼する。
たしかに、実際のテストのときに問題を100回読むことはできないだろうけど、自分がその問題の意味をわかろうとして何度も何度も読み返すことはとても重要。
それなくして、問題が解けるようになることなどありえない。
問題を解けるようになるために問題をきちんと読む。
わからない場合は、1度だけじゃなく何度も問題を読む。
そんな当たり前のことをきちんとできるようになってもらいたい。
何度も読め!!