世界中で有名になった中国の大富豪の息子の話。いろいろなところで紹介されているのでご覧になったことがある方も多いかと思います。「本当の貧しさとは?」「本当の幸せとは?」に気付かせ、考えさせてくれる心とっても素敵なエピソード。以下に全文をご紹介させていただきますので、まだお読みでない方は、是非一度お読みになってください。
中国のとある大富豪の男性が自分の息子を田舎の土地に送りました。
裕福な生活を当たり前と思っている息子に、一度「貧しさ」というもの体験してもらい、自分たちの生活がどれだけ幸せなものなのかを知って欲しかったのです。
息子は田舎に送られ、その土地の家族と一緒に生活をしました。そして3日後、帰ってきた息子に貧しい生活がどんなものだったか聞きました。
父「あっちでの生活はどうだった?」
息子「うん、よかったよ!」
父「こっちの生活と向こうの生活、どう違ったかな?」
息子「ああ!違いなんて、もう沢山あったよ!」
息子は答えます。それを聞いてお父さんは安心します。自分の思った通り、「お金を持っていることが幸せ」だということに気づいてくれたと思ったからです。しかし、息子が言った言葉は意外なものでした。
息子「僕たちは犬を1匹飼ってるよね。でもあの家は4匹も犬を飼っているんだよ!」
息子「僕達の家には綺麗に浄水された水がはられたプールがあるよね。でも、あの家にはとっても大きな池があって、その池はすごく透き通ってて、新鮮なんだ。しかも、そこには魚もいたんだよ!」
息子「僕達の家には庭を明るく照らしてくれる照明があるよね。でもあの家はお月さまとお星さまが庭をとても綺麗に照らしてくれるんだ!」
息子「僕達の家の庭は、壁に囲まれているよね。でも、あの家には壁なんて無いんだ。まるで地平線の彼方まで庭が続いているみたいなんだよ!」
息子「僕たちは家に帰ったらいつもCDを聴いているよね。でも、彼らは鳥のさえずりとか、自然の音を聴いて楽しんでいるんだ。」
息子「僕の家の周りには、安全のために壁があるよね。でも、あの家はいつでも友人たちを迎え入れられるようにドアでさえ鍵をかけていないんだ!」
息子「この街では、みんな携帯とパソコンが僕達を繋げてくれているよね。あそこでは、家族や自然がみんなを繋げているんだよ。」
お父さんは驚きのあまり声がでません。そして最後に、息子は満面の笑みでこう言いました。
「お父さん。僕達が本当はどれだけ貧しいのかってことを教えてくれて、ありがとう!」
この子は、こんなステキな感性を持ち合わせていることで、きっとお父さんのようにお金持ちであることに間違ったフライドを持たないような立派な大人になることでしょう。(笑)
建国記念日の今日、日本という国の未来を担う、今この時代を生きる一人の日本人として、自分の幸せと日本の幸せについてほんの少し考え、新たな行動や考え方を始めてみる日にしてもいいのかな?なんて思い、このエピソードをご紹介させていただきました。