読んでみて欲しい1冊です。

今日は1冊の本をご紹介。

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現在、岡山高等学院で先生としてご一緒させていただいている瑠璃真依子さんの著書「どろだんご」です。瑠璃さんご自身が発達障がいの当事者として、苦しみながら生きてきたここまでの赤裸々な半生と、ご自身の『取扱説明書』という形で発達障がいの方々への関わり方などを書かれた1冊。

この本の中にも書かれていますが、一口に発達障がいと言ってもその状態は一人ひとり違います。だから、型にはまった知識や考え方、支援の方法といったものはなく、一人ひとりに合わせた形を考え、見つけ、行なっていかなければいけません。

でも、そのためにはまず基本となるべき指針、すなわち『知る』ということがとても重要であり、そこから始めて見えてくるものがたくさん生まれてきます。

医療や研究の立場から書かれた本はたくさんあります。もちろん、それらを読むことでたくさんのことを学ぶことができます。しかし、ただ学ぶのと『知る』こととは違います。本当に困り感を抱えている人たちの気持ちを『知る』ことで、迷っている暗闇の中に一筋の光が差すこともきっとあるはず。

そういった意味で、この本は当事者の方は元より、そのご家族やまわりにいる支援者の方に是非読んでみて欲しい1冊です。

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