バーンロムサイ

夕食後、何気につけたテレビでやっていた『夢の扉』という番組に目を奪われてしまいました。

今日の内容は、タイ北部の街チェンマイで日本人の名取美和さんが中心になって開設されているHIVに感染している子供たちのための施設“バーンロムサイ”の特集でした。

全世界的に偏見が少なくなったとはいえ、まだまだHIV感染者、そしてエイズ患者に対する偏見や差別が多いのが事実。自分自身の不用意な行動によりHIVに感染してしまった大人たちは、ある意味自業自得の部分も否めないが、この子供たちは母子感染によるもので、生まれたときにすでにウィルス感染をしてしまっているという現実。子供たちには何の罪もないのに…。

タイという国のエイズに対しての日本の偏見もまた大きい。だがその現実には大きな誤解があることも皆さんはご存知ですか?

タイのHIV感染者は120万人と言われ、国民の50人に1人が感染しているため‘エイズ大国’と呼ばれています。

たしかに現実的な人数としては非常に多いと思います。でも日本のようにエイズ検査が任意で行われ、発表されている人数と潜在的な人数(実際の感染者数)に大きな隔たりがある国とは違い、タイの場合は、国民に検査が義務付けられているため、正確な感染者の人数が発表されています。この日本でも同じように検査を義務付けられたら、どんな現実が突きつけられるのか…?

タイという国で、そんな子供たちのために日本人の方ががんばられていることに感動。そこの子供たちの笑顔にまた感動。

世界で困っているたくさんの子供たちのためにしてあげられることが、たくさんあることをまた勉強することができました。
バーンロムサイのサイトには、いろんな援助の方法や販売している商品などが紹介されていました。ほんの少しの援助かもしれないけど、それでたくさんの子供たちを救うことができるのも現実。

世界中からの善意の輪が広がって、1人でも多くの子供たちが幸せになれるといいな☆

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