インド式 超速☆計算術

このタイトルの本を書店の店頭で見つけ、思わず買ってしまいました。

『0』の存在を発見し、数学の世界に大きな影響を与えたインド。
現在でもインドの人たちの数学力はかなりレベルが高く、コンピューター関連でも世界のトップレベルだとか。
子供たちの数学(算数)における学習レベルも高く、その学習方法や計算方法に対する評価も高い。
特に計算力に関しての高さは有名なところ。
かけ算九九も日本の九九のレベルをはるかに上回るレベル。
そんなインド式の計算方法は前から気になっていたので、「内容で子供たちの計算力に役立つものがあれば授業に応用しよう!!」と思い、さっそく読みながらインド式の計算術を勉強してみました。
感想はというと…。
たしかに素晴らしい計算方法がたくさんありました。
この方法がきちんと使いこなせれば、勉強の場面ですごく役に立つと思えるものが多々あります。
ある程度、計算の基礎をしっかり身に付けた上で利用するとか、計算に強い人には有効な計算方法だと思います。
ただ、例えば2ケタ×2ケタのかけ算の計算方法一つをとってみても、問題の数字の配列によって使う方法が分かれているから、問題を見てその問題に合った計算方法を選択してから使い分けないといけない。
一つに統一された計算方法、例えば日本でいうところの筆算のようにすべての計算問題に適応できる方法があるのならとてもいいが、そうでないところに落とし穴があるような気がして…。
すべての計算方法を覚えて、問題をきちんと見極めてその問題に合わせて使い分けられるようになったり、かけ算以外にもあるたし算やひき算、わり算の計算方法が使いこなせるぐらいなら、日本の通常の指導による計算方法で十分正確な計算ができる力を身に付けることができる気がする。
まだ、さらっと1回読んだだけだから、もう少ししっかり読み込んでみて使えるものがあれば子供たちの勉強に応用してみたいと思います。

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