「変われない」と「変わらない」は一文字違いだけど、大きく意味が異なります。特に子どもたちの成長においては「変われない」なんてことはほとんどありえなくて、たいていの場合は「変わらない」だけ。
一気に変わる魔法があるなら、みんなそれで変わるだろうし、自分がそんな魔法を使えるなら、変えてあげることができます。でも、そんな魔法なんてないから…。
宿題をする。
提出物を期限までに提出する。
単語を覚えてきてテストで合格する。
自分の目標を叶えるために最大の努力をする。
まわりがいくら言ってもダメだし、まわりがいくらがんばってもダメ。すべては、その本人ががんばるしか変わる道はないし、道が拓けることはない。そのために必要のは変わるための工夫や努力と、そのために必要な時間、そして何より大切なのは“変わろう”とする心。
こんな言葉があります。
心理学者であり哲学者であるウィリアム・ジェイムズの言葉であるという説や、ヒンズー教の言葉であるという説などいくつかの説があり、出典自体は定かではないが「変わらない」現実から進むべき大事な一歩を教えてくれている素敵な言葉。
今日の授業の中で、 お母さんも、そして自分もずっと彼を変えたくていろんな形で伝えようとしているのにまだまだ「変わらない」彼に気付いてもらいたいことがこの言葉に表されていると思い、ご紹介させていただきました。
まずは彼の心を変えるべく、諦めずに伝え続ける努力をします。時間はまだまだかかるだろうけど、彼のことを想っているまわりのみんなの気持ちがいつか届き、彼が変わってくれることを信じて、少しずつ、少しずつ…。
