久しぶりに自動車のディーラーに足を運んだ。目的は、購入予定の車のカタログをもらうことと、値段交渉。新車購入なんて久しぶりだし、最近は車を購入する場合もディーラーを利用しないことがほとんどなので、ちょっぴり新鮮なかんじでワクワクしながらお店へ。
ここまで読まれて「エッ？車買い替えで新車購入？いいねぇ♪♪」と思われた方も多いかと思いますが、父親の車が買い換えの時期にきたため、新たに購入するにあたって代理で話をしているだけです。決して自分の車の買い換えなんて話ではありません。そんな余裕なんてないですからね。笑
余談はさておき、結論から言うと、『交渉』すなわち購入者と販売側のやりとりの余地がほとんどなく、おもしろみがない。買い手と売り手の駆け引きと言った押したり引いたりといった醍醐味がまったくなく、売り手側の設定価格を押し付ける感じで、あとは本当に細かい部分のサービスと気持ちばかりの値引きをどうするかといった程度。
そこに人と人が介在している必要性はあまりなく、ネットを介してオーダーフォームに必要事項を書き込んで、最終段階で微調整だけするのと大差ない。自分も身の回りの物をそういった買い方をすることが増えているため特別な違和感があるわけではないが、「今は、車ですらそんな感じなのね…。」と言うのが正直な感想。
駆け引きを楽しむ。
そこから生まれる人間関係。
払ったお金で買うのは商品だけじゃなく、安心とか、信頼とか…。
「次もこの人から買おう!!」「誰か車が欲しい人がいたらこの人を紹介してあげよう!!」
そこから広がる人と人とのつながりが楽しかったのになぁ…って考えると、すっごく残念。
販売方法の変化は、人々の生活スタイルの変化からくる時代の流れそのもの。だからある程度は仕方のないことだと思う。でも、どんな便利な時代になっても、人と人との関わりとそこから生まれる新しい何かを大切にする気持ちだけは失わないようにしたい。
そんなことを感じた日常の一コマ。
さぁ、どこで車を買おうかなぁ…???
