落とし穴を味方につけるべし‼︎

自分の進んでいる道で目の前に落とし穴があることを知っていて落ちる人はまずいないですよね?

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芸人の芸は話が別ですよ。笑

勉強もそれと一緒だと思います。学習している内容の中でポイントなるべきところ、テストに出されるところはほぼ決まっています。特にテストの場合、出題者はその学習内容の中で子どもたちが引っかかりそうなところを中心に問題を作ります。言うなれば、結果を想定平均値に近付けるために、引っかかってくれる問題を盛り込むことで点数を調整します。

簡単に言えば、平均点を50点と想定した場合、50点分は基本を中心にミスをしなければ解ける問題、残り50点は落とし穴を含む少し難易度の高い問題。

ということは、事前に落とし穴に気付いて落ちないような準備をしておけば、ミスや間違いが少なくなり、平均点をクリアすることは全然難しいことではなくなります。

「そんなのあたり前で、それができれば誰も苦労なんかしないよ。」と思われるかもしれませんが、そこは勉強の仕方一つである程度はクリアすることができます。

ポイントは2つ。

1つは、習ったことをそのまま丸覚えするのではなく、その理論や内容をしっかり理解するための勉強をすること。こういう言い方をすると難しく聞こえるが、簡単に言えば、勉強するときに「なぜ?」をしっかり盛り込んで、理解を深めながら勉強をするということ。「なぜ?」を考えると、物事の思考の方向性が一方からだけでなく他方向に変わるので、パターンから抜け出し、応用力がつくため落とし穴に気付けるようになります。

2つめは、先生の指導の下、落とし穴をしっかり教えてもらい、それをきちんと覚えて自分の力に変えること。それができるだけでも落とし穴に引っかからなくなります。

前者は少しレベルが高い(この学習がきちんとできているレベルの子は、そもそもそんなに落とし穴には引っかからないはずなので…)から簡単にできるようにならないけど、後者は本人のやる気次第である程度は身に付けることが可能なはず。

実際、僕は授業の中で「ここがこの問題の落とし穴で、テストでは100%出るから。」と言って、学習内容の中の出題者の引っ掛けどころを強調して教えます。それを理解し、しっかり覚えてくれた子は、ミスをしてしまった場合を除いて、やり方を間違えてその問題を落とすようなことはしません。

過去には、そこがすっかり気に入って勉強のポイントを覚え、学校の授業中に「先生、そこが落とし穴でテストに出すところじゃろ?」と授業中に発言して、担当の先生をよく困らせていた子もいます。苦笑

自分で見つけようと教えてもらって覚えていようと、最初から分かっている落とし穴は落とし穴にはなり得ない。

先生に落とし穴をしっかり教えてもらって、そこをきちんと覚える形で学びを進める。それができれば落とし穴は怖くないし、ちゃんと点数に結びつく。もちろん、基礎がきちんとできることが前提の話ですけど…。

落とし穴は、絶対味方につけるべし‼︎

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