久々に本を1冊読み上げました。かなり時間はかかってしまいましたが…。
以前なら、文庫本1冊ぐらいは1~2日あれば読めていたんだけど、最近はなかなかどうして…。
時間の余裕と心の余裕がないと、楽しみながら本を読むことは難しいもんですよね。(-。-;)
そんなことはさておき…。
自分の信念を貫くことで、学校で孤立してしまい不登校になってしまった一人の少女。
この少女が学校を離れ、田舎でのおばあちゃんと一緒の生活を通して成長していくお話。
このお話の中で、すごくいいなぁ~って思ったおばあちゃんの言葉。
「アイ・ノウ(I know.)」
(作品の中ではカタカナでセリフが書かれていました。)
少女が自分の思いをおばあちゃんへ伝えたときに、おばあちゃんはやさしくこの言葉を返す。
すべてを理解し、包み込んでくれるようなやさしい言葉。
きっと、この言葉を少女にかけているときのおばあちゃんの顔は、すごくやさしく、あったかい笑顔なんだろうなぁって想像してると、自然とこっちまでがやさしい顔になれる。
自分のことを本当にわかってくれて、いつもやさしく見守り、そっと傍にいてくれる…。
そんな存在があれば、人はすごく強くもやさしくもなれると思う。
もちろんこれは、この言葉自身が持っている力じゃなくて、その言葉を使う人が持つやさしさや心の大きさがあって、初めて言葉に命が吹き込まれ、そうして生まれた言葉だからこそ大きな力が宿っているんだと思う。
いくら同じ言葉を使ったところで、それは単なる言葉に過ぎず、相手に大きな安心感を与えることは出来ないだろう。
相手を大切に思い、相手を心の底から愛してるからこその、やさしさと愛情に満ち溢れた素敵な言葉。
今のちっぽけな自分では、到底口にすることの出来ない素敵な言葉。
もしかしたら、一生伝えることの出来ない言葉かもしれない…。
こんな素敵な言葉を大切な人に伝えられるような、やさしくて大きな心の人間になりたいな♪
I know.