結局、行政の胸三寸?!?!

7月2日付の読売新聞の医療サイトapitalの記事。

障害児が学校の放課後に通う専用施設が1日、宗像市の中央中学校にオープンした。全国に先駆けて開設した障害児を対象にした学童保育にあたる施設で、これまでは小学校の空き教室を利用してきた。

宗像市では障害児の保護者の要望で2003年、当時全国で2例目の通所支援事業所を設けた。小学生から高校生までの約50人が利用。空き教室を使用した小学校の児童数増加に伴い、移転先を探してきた。

完成した専用施設は平屋の約320平方メートル。ウッドデッキやシャワー室も備えている。広さは2倍以上になった。3部屋あり、新たに重症心身障害児も受け入れる。平日の放課後に使え、夏休みも利用できる。

開所式で谷井博美市長が「念願の専用施設ができた」とあいさつした。

どちらかと言えば、遅いぐらいの感はありますが、こういった施設がどんどんできることは、利用者の選択肢が増え、生活の幅が広がるのでとても喜ばしいことであり、もっともっと拡充していかないといけないこと。

開所式での市長の言葉にある“念願”という言葉。この言葉が物語るように、行政が「こんな施設を作りたい‼︎」「こんなサービスを充実させたい‼︎」と強く願って本気で動けばいろんなことが可能になるのだ。

もちろん、税金が財源である以上、金銭的な上限(限界)はあるものの、行政が願うか願わないかは、こういったことが一歩進むか進まないかの大きな分岐点であることは間違いない。だからこその民意を反映するための首長選挙なのだろうが、ただ単にそれによって選ばれた首長だけの問題ではなく、そこに関わる役人の人たちの思いも必ず反映されるはずだ。

ということは、いろんなことは行政の思い(胸の内)によるものだとしたら、本当に胸三寸ってことになる。

だったら、この宗像市の取り組みのように、学童保育だけに限らず、一人でも多くの人々が幸せになれる社会が実現できるように願って欲しいものだね。

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