歳を重ねただけで 人は老いない
夢を失ったとき はじめて老いる
歳月は 皮膚にしわを刻むが
情熱を失ったとき 精神は
しわだらけになる
苦悩 恐怖 自己嫌悪
それらは 精神をしぼませ
ごみくずに変えてしまう
誰にとっても大切なもの
それは 感動する心
次は何が起こるのだろうと
眼を輝かせる 子供のような好奇心
胸をときめかせ 未知の人生に
挑戦する 喜び
いつもお世話になっているAさんからいただいた詩集の中の一節です。
結構、有名な詩なのでご存知の方も多いのでは?
自分の心の在り方の目標として大切にしている詩で、上の一節はその中でも一番好きなところです。
日々生活している中で、身のまわりにはたくさんの言葉があふれています。
そんなたくさんの言葉はいろんな形で自分の中に飛び込んできます。
人が話す言葉として。
活字にされた言葉として。
メロディーにのった歌として。
そのたくさんの言葉に何を感じるのか?そしてそこから何をもらうのか?
それによって、人間の“感性”は磨かれ、人間が磨かれていく。
この仕事をしていて、よく聞かれます。
「どうしたら国語ができるようになりますか?」と…。
勉強として、教科としての国語。
何をすれば、どんな勉強をすれば国語の力が伸びるのか?
例えば、漢字や文法などの知識系のジャンルは、決まりきった内容をきちんと理解して覚えるだけで対応することが出来ます。
でも、文章を読んでそれを理解したり、そこから何かを読み取る読解力を身に付けるための最善の方法は、たくさんの言葉、それもたくさんの素敵な言葉に触れることだと思います。
たくさん人と話をすること。
たくさんの活字に触れること。
たくさんの歌を聴くこと。
そうした経験の積み重ねが、知らず知らずのうちに自分の中に言葉を感じる力を養ってくれるはず。
言葉そのものの意味、言葉の裏に隠された意味、言葉に込められた想い…。
それらが感じ取れるようになったとき、自然と国語の力は伸びてきます。
言葉には不思議な力があります。
言葉からいろいろなものを感じ取れるようになったとき、自分の世界が大きく広がり、きっと国語が好きになるはず。
たくさんの素敵な言葉に触れてくださいね♪♪
言葉の力