先に生まれてきた者として、後から生まれてきた者に伝えたいこと、伝えていかなければいけないことがたくさんある。
それは先に生まれてきた者、すべてに課せられた大事な役割。
決して、“先生”と呼ばれる仕事をしている人たちだけの役割ではない。
逆に、“先生”と呼ばれる仕事をしている人間は、特別な仕事をしているわけではなく、そんなごくごく当たり前にやらなけらばいけないことを専門的に行っているだけだということをきちんとわかっていなければならない。
“先生”としての子どもたちとの関係の中で、決して「教えてあげてる」とか「世話してあげてる」といった上からの関わりであってはいけない。
いつも対等に、同じ目線で、向き合うことが大切なのだ。
それがわかっていない、できていない“先生”がいかに多いことか…。
個人的な考えとしては、そんな人たちは‘教師’や‘教諭’であって“先生”ではないと思っている。
でも、やっぱり先に生まれてきた者すべてが後から生まれてきた者にとっては“先生”であるのだから、そんな人たちであっても“先生”であることは間違いない。
だからこそ、仕事としてではなく、一人の人間として、子どもたちにとっていい“先生”であって欲しいと願うし、自分自身そうありたい…。