「もう勝手にしなさい!!」
ついつい言っちゃうこのセリフ。これ、末っ子に対しては『禁句』らしいですよ。
子ども一人ひとりの性格にもよるし、そもそも子どもたちの発想と自由度は無限大なので、そこに「勝手にしてもいい」というお墨付きを与えてしまうと、みんな本当に勝手なことをし始めてしまうので、末っ子に限らず、『禁句』のような気がしますが…。笑
今回のお話は、AERAdot.(アエラドット)に掲載されていた記事。国際基督教大学教養学部教授の磯崎三喜年先生による「きょうだい型人間学」という、子どもたち生まれ順によって違う不思議を心理学の面から解明した学問によるもの。
その記事の内容によると…。
簡単に言えば、末っ子は家庭内ではみんなのアイドルとして育てられている子が多い。そのため、いろんなことを許され、無邪気に、そして素直に成長しているケースが多く、社会的な枠組みや評価にこだわらない自由な考え方や行動に繋がっているそうです。
その反面、生まれた時からいろんな面でお兄ちゃんやお姉ちゃんの後塵を拝しながら大きくなっているため、たくさんの悔しい経験を続けることが多いため、負けず嫌いな性格になりやすいとか。
そのため、やんちゃタイプが多く、いうことを聞かない場合でもこちらが対応を誤ると逆効果。だから、「もう勝手にしなさい!!」なんて言っちゃうと、本当に勝手にしてしまう可能性大なんだそうです。
個人的な経験から言えば、そういったやんちゃタイプに対して、迂闊に「もう勝手にしなさい!!」なんて言うと、そのことを後で怒っている時に「だって、「勝手にしなさい!!」って言ったじゃん。だから勝手にしたのに…。」なんて答えが返ってくることはよくある話ですからねぇ…。笑
『禁句』と言われる音葉は、使わないに限ります。
言葉は生き物。
子どもたち一人ひとりの性格に合わせて、本当に伝えたい気持ちをきちんと伝えられる言葉を使えるようになりたいですね。