売りたい物を売るのか?売れる物を売るのか?

とある大きなイベント会場に足を運んでみた。

いくつものメーカーが出店し、たくさんの商品と営業の人、そして来ているお客さんで会場内はごった返していた。勘の良い方はお気付きかもしれませんが、何のイベント会場だったかはここではあえて触れないことにしておきます。

各メーカーの出店している商品のラインナップを見ているとなかなかどうしておもしろいんです。単純な話、売りたい物を売ろうという心意気の見えるメーカーと売れる物を売ろうとしているメーカーとの違い。もちろん、ビジネスなので結果的に売れなければ話にならないのでどちらが正しいのかと聞かれれば後者なのかもしれませんが、買う(買う気はかなり低いが好きで見ている)側から見るとその差は大きい。

加えて言うと、売っている営業マンのモチベーションにもやや違いを感じた。積極的に話しかけてくる営業マン(しつこいのは逆に迷惑だけど…)と近くで商品を見ていてもまったくスルーの営業マンまで様々。それもまたメーカー毎の対応マニュアルの違いなのかもしれないけど、見方によっては「売る気いないの?」って感じにも受け取れる。こっちに買う気がないのを見透かしての対応なら、凄すぎるんだけど。笑

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そのあたりも売りたい物を売っている人と売れる物を売っている人との違いなのかな?って感じた。まぁ、みなさんお仕事なので自分の思いだけですべてが成立するわけではないというのはよくわかりますが、間に商品という物を介しているとはいえ、最後はやっぱり人と人との関係性だと思うので、消費者の立場としては、物と同時に人も見て購入を決めたいと思っている。

メーカーも時代やニーズを完全に無視しててはビジネスとして成り立たないのはわかるけど、売れる物を作って売ること以上に売りたい物を売れるように作る努力をしてくれたらもっといろんなことが楽しくなるんじゃないかなって思った。

ジャンルは全然違うし、仕事の内容も異なるけど、自分たちもそんな気持ちを忘れないように仕事をしたいと思った連休最後の日のひとり言。。。

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