『最高度に、喧嘩好きであると共におとなしく、軍国主義的であると共に耽美的であり、不遜であると共に礼儀正しく、頑固であると共に順応性に富み、従順であると共にうるさくこづき回されることを憤り、忠実であると共に不忠実であり、勇敢であると共に臆病であり、保守的であると共に新しいものを喜んで迎え入れる。』
これはアメリカの文化人類学者のルース・ベネディクトの著書『菊と刀』(長谷川松治訳)の冒頭の一節です。
菊と刀 (講談社学術文庫)
タイトルぐらいは知ってましたが、実際に読んだことのないこの本。
今回も、直接この本を読んだわけではなく、この一節を紹介して日本人の国民性について書かれている文を読んだだけなのですが、日本人という民族をあまりにも端的に表現していることに関心すると同時に、自分はその典型的な日本人に類するんだなぁとちょっと笑っちゃいました。←あくまで自己分析ですが…。(笑)
ちょっぴり気になって調べてたら、この本の中で筆者が用いてる文化類型があり、西欧的な人々の考え方を罪の文化とするのに対して、日本の人々のそれは恥の文化と類型化されるらしい。
その簡単な解説を読んだだけだけど、それもまた、まさにその通りだと思った。
『菊と刀』恐るべし!!(笑)
機会があったら、一度ちゃんと読んでみたいなぁと思ってます。