大袈裟な言い方になっちゃうが、受験生にとっては追い込みの時期に入ってて、一分一秒でも無駄にせずに勉強したいところ。実際、そこまでがんばらないといけない子は、ここまでの時間をかなり無駄に過ごしてきている場合がほとんどなもので…。
その貴重な時間を削ってまで、先週の授業で進路についてや勉強の必要性、そしてやり方までを懇々と話をし、本人の「がんばる!!」という意思決定の元にかなりの課題を課したのが一週間前。
一週間経ってどれだけのがんばりを見せてくれるかを楽しみにしてました。
授業に来て、まず「課題はしっかりやって来れた?」と聞くと、「先週は週末に友だちのところに泊りに行って遊んでたから、あまりできてない。」との返事。
この返事を聞いた瞬間、こちらはまさに「トホホ…」って感じになっちゃいました。
一応、課題にしてた文法暗記のための英文テストをしてみましたが、結果は予想通り。本人の書いた答えを見ればどの程度勉強したかは一目瞭然。決して難しい内容ではないんだけど、元々苦手でできなかったものが努力もなしにできるわけないですからね。
別の教室では…。
同じく受験生が授業に来たのですが、勉強道具も持たない手ぶらでの登場。先生の方でプリントを用意して渡すも調子の悪さを訴えてまったく勉強には取り組めないといった状況。調子が悪いと言っても決して体の問題ではなく、完全に気持ちの問題。
優しい先生なのであまりきつく怒ることはなく、生徒と話をして保護者に電話をさせ、迎えに来てもらって早退。僕だったら、その態度を見た時点で別の意味でソッコーで強制的に“早退”させてるとこですね。(笑)
一体誰が受験するんだと思ってるんでしょうかねぇ…。
例年、高校受験の中3組はお尻に火が点くのが遅いというか、火が点いていることに気付いてない子たちが多く、年が明けて受験票が届くぐらいになってやっと焦りを感じる始末。こちらは毎年そんな子どもたちを見ているので、少しでも早めに自分が受験をするんだということをしっかり認識してがんばってもらう方向に導こうとしているのですが、とっても難しいのです。
保護者や先生といったまわりの大人たちばかりが一生懸命になって、当の本人は呑気なもので…。
おいっ!!わかってるのか?君が受験生なんだぞ!!