両忘

「心に静寂が得られる方法」

生死を忘れる。貧富を忘れる。苦楽を忘れる。二元的な考え方をやめることです。
生きている時に「死んだらどうしよう」とくよくよ考えていないで、生きることに徹すると、死を忘れることが出来ます。さらに、死ぬことも生きていることも両方とも忘れると、心に静寂が得られます。
「あの人は私を愛しているのか、愛していないのか。」そういう風に白黒どちらかと考えれば心はざわめきます。なぜそんなことを考えなければいけませんか?白黒はっきりさせなければ気がすみませんか?もし、愛していないという結論が出ても満足ですか?あなたが愛しているなら愛することに徹すればいい。
愛しているか、愛していないかの両方を忘れて、ただ見つめ合ったらいかが。
白か黒かと考え始めてしまうと、美しい灰色も忘れてしまいます

う~ん…。
この「両亡(りょうぼう)」という考え方は、簡単そうですごく難しい。
自分の性格は基本的には白か黒を決めたがる性格。まったく灰色の部分を持っていないわけではないが、「美しい灰色」という概念はまったく持ち合わせていなかったなぁ。
たしかに、物事には灰色=曖昧なままにしておくでスムーズにいくことも多々ある。でもそれはどちらかといえば、白か黒かにハッキリ決められない時だけのような気が…。
そういった意味での灰色ではなく、二元的なものの考え方をやめて積極的に灰色を選択する心の余裕。
持てるようになりたいものですねぇ……。

-代表者ブログ, 禅の教え

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