明珠在掌

「あなたは幸せをつかんでいるのに」

眉間にシワが寄ってますよ、何が不満なのですか?
あなたは自分の持っている宝にぜんぜん気づいていない。どこにあるのかって?その手の中にです。もう掴んでいるのですよ。明珠とは、計りきれないほどの価値ある宝です。それがあなたの掌にあると教えてくれている言葉です。まだ気づきませんか?
あなたはどこか遥か遠くに宝があると思って、一生懸命それを探しに行こうとしている。ここにはないんじゃないか、故郷に置いてきたのか、日本ではないのか、この仕事を続けても宝には到達できないのではないか。この人と一緒にいてもだめなのか。
あなたは自分の掌を見ようともせず、まだ遠くに取りに出掛けようとしている。
でも、お坊さんだって自分が宝を持っていることに気づくために修行を重ねます。
自分をよく知ることは簡単そうに思えますが、かなり難しいことなんです。

「明珠在掌」=『みょうじゅたなごころにあり』と読むそうです。

このページを読んだとき、まるで頭をガツンッ!と殴られたような感じがしました。まさかこれって自分のことを言われてるの?って…。

でもそう言われたって自分の手の中に握っている宝物が全然見えないんだもん。

宝物を探しに海外にも行ってきました。そこで見つけた新たな目標のために日本に出戻りました。今でも一生懸命探しています。たぶんこれからも探し続けると思います。

自分自身のことがいまだによく分かっていないのか?それとも単なる無いものねだりなのか?

自分の手の中に握っている宝物が、ちゃんと見える日が来るといいなぁ…。

-代表者ブログ, 禅の教え

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