勝負の難しさ…

クラブW杯の決勝戦が終わった。

大方の予想を覆し、ロナウジーニョ率いるFCバルセロナが破れるという結果になった。何が勝敗を分けたのだろうか…?

追われる立場のFCバルセロナに対して、追う立場のインテルナシオナル。チームの選手構成を見てもその違いはハッキリしていた。FCバルセロナには8カ国10人のW杯代表選手がいて、インテルナシオナルには代表選手が1人もいない。誰もが、FCバルセロナの勝利を信じて疑わなかったと思う。

でも、試合開始直後からの両チームの勢いが違ったような気がする。これが追う者と追われる者の差なのではないかと感じた。

決して、FCバルセロナが受身にまわっていたわけではない。でも、世界一にならないといけないという義務感やまわりの期待、そして選手たちのプライドと自信。守るものがたくさんあればあるほど、そのプレッシャーは想像を絶するものであったであろう。

それに対して、追う立場には失うものは何もない。全力で目の前の敵に向かっていくだけ。その両者の立場の違いが、勝敗を分けたように自分には感じられた。

勝つことはすごく難しい…。そして勝ち続けることはもっと難しい……。

ロナウジーニョにとっての2006年はまさにそんな一年だったのではないでしょうか?

これはスポーツなどの勝負の世界だけにいえることではなく、人生においても言えることだと思う。でも人生に本当の意味での勝ち負けはないのだから、いつでもチャレンジャーであればその道はきっと拓けるはずだ。前を向いて全力でがんばっていれば…。そう思わせてくれる素敵な試合でした。

-代表者ブログ, サッカー

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