考えてみても何も始まらないことは考えないに限る。

いつもの本とはちょっと違う形で、いろんなことを考えている中で出会った禅の言葉。

いまに生きることを禅では、『一息(いっそく)に生きる』というそうです。

意味は、『いま、このときに、全力を傾注して生きなさい』という教え。

ゆく末を不安に思わない。
過ぎたことを、いつまでも悔やんでいてもしょうがない。
未来も過去も、心から手放す。

これまで生きてきた時間は、もちろん、そのときそのときを一生懸命生きてきた時間の積み重ねであり、どれ一つとってもすべてが自分にとって大切な宝物。しかし、その時間は、今この瞬間に過去として流れていく。その時間を悔やみ、反省することも必要ではあるが、いつまでもそこにこだわることは、自分の今を否定することであり、未来に向けての歩みを止めることになる。

答えが出たことを、そこでいくら考えてみても何も始まらないのなら考えないに限る。その思考する時間も思考する力もそこから先に向けた方がよっぽど有意義で自分のためになる。

だからこそ、今、この瞬間を一生懸命、そして前を向いて生きるだけ。

そしてもちろん、楽しむことを忘れずに♪♪

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