フィルターバブル

“フィルターバブル”という言葉をご存知ですか?

ネットの世界で使われる用語で、バブル(泡)に閉じ込められたような狭い世界しか見えていない状態のことをこう呼ぶらしい。

自分自身、簡単にネットの世界でいろんな情報が得られるようになったことですごく便利さを感じると同時に、その安易さ、安価さから、最近はすっかり紙媒体から遠ざかってしまっています。ネットニュースのもう一つのメリットはその情報の早さ。たまに紙媒体でニュースを見ると、たいてい見たことある内容ばかりなので、そこも自分が紙媒体から遠ざかり、ネットニュースを利用してしまう一つの理由でもあります。

そんな中、今日のこの情報は紙媒体から得た内容。山陽新聞の『滴一滴』というコラムを読んでいて、ハッと気付かされ、考えた次第であります。

“フィルターバブル”の落とし穴

そのコラムの中にこんなことが書かれていました。

画面に現れる情報を次々に追えば物事の理解が深まった気になるが、自分と違う意見を知る機会は減る。

言われて納得。最近のニュースアプリなどは、読んでいる人の傾向を分析して、興味のありそうな記事などを優先的に掲載してくれる。だからたしかに読みやすいし、あまり気になる情報を検索するといった作業時間は短縮されていて便利だと感じていた。

でも、先の指摘の通り、裏を返せばそこに上がって来にくいジャンルの情報は後回しになってしまい、なかなか目にすることはなくなってしまう。すなわち、自分の知識や思考がある一定方向に偏ってしまう危険性があるということだ。

コラムに中にはこうも書かれていた。

そんな環境が真実を軽んじ、フェイク(偽)ニュースを生み出す素地になっている。

知識や思考が偏ってしまうということは、単に自分の知らない世界を生み出してしまうということだけではなく、真実が見極められなくなったり、間違った情報に踊らされてしまったりといったリスクがあるということも忘れてはならないということだ。

今後は、そんな“フィルターバブル“の落とし穴にはまってしまわないように、広く、いろんなサイトを利用して、極力偏りを少なくして、様々な角度からの情報にを得るようにしたいと思う。

って、そもそもその考えがダメなのかぁ???笑

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