受験者全員の元に『サクラ咲く』の通知が届けば最高に幸せなのでしょうが、決してそうはいかないのが受験の現実。
定員があり、1倍を超える倍率で受験に臨むのがほとんどの受験の結果には、必ず、『合格』と『不合格』のどちらかの結果が届きます。受験生本人も、その家族のみんなも、そして先生たちもみんな、期待と不安の入り混じる複雑な気持ちで、今日の県立高校の合格発表の日を迎えたことでしょう。
かく言う私もその一人…。
『合格』『不合格』どちらの結果も届きました。
でも、いずれにせよ、それは一つの結果にしかすぎません。その結果とともに、受験に臨んだ全員が必ず、“経験”という大きな財産を確実に手に入れました。
受験勉強の期間、受験本番、そして合格発表。その様々な場面の中で、それぞれが確実にたくさんの“経験”をしています。
ものすごく真剣に受験勉強に取り組み、今までしたこともないぐらい勉強したという“経験”。
親に、学校の先生に「勉強しなさい!!」と言われながら、サボったり、苦しさから逃げ出したという“経験”。
受験当日、思ってた以上に緊張して自分の力を出し切れなかったという“経験”。
逆に、思ってた以上に緊張感がなく、意外と本番に強いことに気付いたという“経験”。
『合格』できて喜びにあふれた“経験”。
『不合格』という結果に悔しい思いをした“経験”。
あたり前のことですが、同じ事象において一方の“経験”をした人は、他方の“経験”はできません。だからこそ、その一つひとつはどんな“経験”であっても本当に貴重な、自分自身の人生における大切な糧です。
結果はあくまで結果でしかなく、その結果を通して得た“経験”をその後の人生にどう活かすことができるかどうかで人生は大きく変わる。今回得た“経験”を糧に。
さぁ、それぞれの次なるステージへ!!