昨日開幕した甲子園の選抜大会。
大会2日目の今日、惜しくも石巻工業は上村学園に逆転負けをしてしまいましたが、その石巻工業の阿部主将の選手宣誓がすごく素晴らしかったですね。
マスコミでもいろんな形で取り上げられていたので、映像で見たり、活字で読まれた方も多いかと思います。
石巻工業の主将が選手宣誓のくじを引き当ててから、あの文面は選手みんなで意見を出し合って考え、決めたものだと聞きました。
個人的には、選手宣誓というよりは、被災地から日本全国に向けてのメッセージのように感じました。
それだけ、石巻工業の野球部全員の思いであると同時に、被災地の人たちの感謝と復興に向けての強い思いがそこには込められていたのだと思います。
実際に宣誓している場面を映像で見ても感動なんですが、聞くのとは違い、活字として読むと、また一味違った思いが伝わってきます。
活字としてご覧になったことのない人のために、その宣誓の全文をここでご紹介させていただきます。
宣誓。
東日本大震災から一年、日本は復興の真っ最中です。
被災された方々の中には、苦しくて心の整理がつかず、今も、当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。
人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。
しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ、日本中に届けましょう。
感動、勇気、そして笑顔を。
見せましょう、日本の底力、絆を。
我々、高校球児ができること、それは、全力で戦い抜き、最後まであきらめないことです。
今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
この熱い思いに応えられるように…。
がんばれ高校球児たち!!
がんばれ東北!!
がんばれ日本!!