今日、保育園のおやつが“栗”でした。
茹でた栗が半分に切った状態で出て、それをスプーンで食べるというスタイル。自分自身、最近あまりそういう食べ方をする機会がなかったので、すごく久しぶり&懐かしい感じがしながら楽しみました。
が…。
子どもたちにはどちらかというと不人気。それも食べ方が…という話ではなく、“栗”そのものがあまり好きではないと言って食べたがらない子が結構多かったのです。
“栗”美味しいのに…。^^;
季節ならではの『食』
秋になると、夕飯の食卓に“栗”ごはんが並んだり、ケーキ屋さんに行ったら、モンブランをチョイスしたりと『食』の中で季節感を感じられることって四季のある日本の食文化としてすごくステキで大事なことだと思うんだけど、今は、あまりそうでもないみたいです。
例えば、今日の話題の“栗”にしても、昔は、この時期になると“栗”拾いに出かけたり、ご近所さんからいただいたりと、食材そのものに巡り合える機会がたくさんあったけど、今は“栗”の木そのものを見かけることがほとんどない。そうなるといがに入ったままの“栗”を見ることもなければ、それを足で踏みながら上手に中の“栗”を出すなんて経験をすることもない。あれ、結構楽しいのに、そんな経験する機会もないのってちょっとかわいそう…って思うのは私だけ!?!?
だから、“栗”を食べようと思ったら、スーパーで買って来て食べるってことになるみたいだし、そもそも旬の食材ってのが少なくなって、どんなものでもその気になったら一年中手に入るようになっているので、お手軽な分、季節感なんて関係なくなっちゃってるんですよね。
そういう意味では、子どもたちの「あまり好きではない…」というのは、食べてみての苦手さじゃなくて、食べず嫌い的な要素の方が強い気がします。
保育園や学校などの給食を通して、『食』の中で季節感を感じられるメニューはとても貴重な機会なので、しっかり食育を行なっていけるといいですね☆