今日、教室に来て勉強していた大学4年生のYくん。ただいま、学生生活最後の試練『卒業論文』に悪戦苦闘しています。
いろんな調べものをしながら、一生懸命取り組んでいるYくんの姿を見ながら、遠い昔の自分の姿に重ね、「大変だったよなぁ…」と思いつつ、声に出さない「がんばれ!!」のエールを送った。
遠い昔と感じたのは、純粋に自分が大学生時代だった頃のことを思い出したから。よくよく考えたら、10年足らずの昔にも改めて2度目の論文を書いたことを思い出しました。でもやっぱり、自分にとって『卒業論文』と言えば、大学生時代のものが一番の思い出として挙げられます。大学4年間での勉強という点において、唯一、自分自身ががんばったこと、そして楽しかったと胸を張って言えるのが『卒業論文』なので。もちろん、そこに至るまでの苦労は一言では語りつくせないものがありましたが…。
『卒業論文』で何が一番大変だったと聞かれたら、書き上げること以上に、発表用にその論文をまとめることだった。
論文自体は制限がないため、自分が書きたいことを書きたいだけ思いっきり書けばよかったけど、その結果、40,000字(原稿用紙100ページ)を超える量で仕上がった論文を7分間(原稿用紙7ページ程度)の発表用にまとめることがとにかく大変で…。『卒業論文』って書き上げるのが大変だと思っていたのに、書き上げてからの方が数倍大変だったことは大学生最後の忘れられない思い出の一つ。
『卒業論文』に悪戦苦闘しているYくんに、そんな苦労話を交えながら書く上でのアドバイスをしました。もうしばらく、彼の悪戦苦闘の日々は続きますが、それを乗り越えれば、Yくんも無事に大学を卒業して4月からは社会人。最後の闘いをしっかり制して、有終の美で学生生活を締め括って欲しいと願っています。
がんばれ、Yくん!!
がんばれ、全国の大学4年生!!